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「オーガニックと出会い、人生が変わった」

■オーガニックの案内人「オーガニック・コンシェルジュ」

 私は今、オーガニック・コンシェルジュとして活動しています。

多くの人にとって耳慣れない肩書きだと思いますが、その役割は、オーガニックに関する「案内人」です。具体的には、オーガニック関連のイベント企画や運営、商品開発やプロモーション・マーケティングなどに携わり、ときにはオーガニック講座やセミナーなどの講師も務めます。

パーティでのオーガニック・ケータリングサービスはもちろん、国内外のオーガニック情報についてウェブや雑誌などへの執筆もしています。最近は、「有機空間・オーガニックな空気」づくりのコーディネートのお仕事も増えてきています。

生活者が食べ物と同じレベルの完全性を重視した上で快適に住めるような空間・・・

それは居住部分だけなく学校、施設など多目的に使われる建造物にも必要とされています。「オーガニック」というコンセプトで多岐にわたる活動を行えるのも、人々の生活や社会が求めているテーマだからではないかと感じています。

オーガニック・コンシェルジュは、NPO法人オーガニック・コンシェルジュ協会の認定する資格名でもあります。
 資格設立の目的は・・・

*食の安全安心が強く叫ばれる中、 オーガニックや農薬を減らした栽培などに対する関心が高まる。

*生産者や製造業者の多くは、これまで以上 に栽培や製造にあたっての義務と労力を強いられている。

*しかし、販売する側や購入する側の消費者に、これらの表示に対する正しい知識が無いため懸命な生産者や製造業者の努力も報われず、本当に安全安心な食環境の実現は図れない。

*オーガニックによる栽培や製造が、一般的なものに比べ具体的にどう違っているのか?
これを正しく理解することは、私たちが普段口にしている食のリスクを知ることになる。

というわけです。

2004年に設立。現在では約100人のオーガニック・コンシェルジュが誕生しています。栽培方法、これらに関する規程などを学ぶと同時に、オーガニックをはじめとした食に関する情報収集スキルを修得します。食のオーガニックの現状を理解することで、食の安全安心から自然環境との共生へとアンテナを広げる「案内人」。今後もますます仲間が増えていくことに期待しています。

*NPO法人オーガニック・コンシェルジュ協会の認定講座で、有機JAS法やオーガニックの栽培方法などを学び、食に関する情報収集スキルを習得する。

■オーストラリアで経験した、価値観の大転換
 
こんな話をしていると、いかにも昔からオーガニックや地球環境に興味があったように思われるかもしれませんが・・・

実は、8年前まで私は、住宅メーカーでアドバイザーをしながらTVリポーターをこなす、ごく普通の仕事を楽しむOLでした。そんな私の価値観を大きく揺さぶり、その後の歩む道まで変えてしまったのは、留学先のオーストラリアで出会った、自然と共に生きる生活体験でした。

それはヒッピーたちが住むコミュニティでの滞在。生きものや自然に素肌で触れ、その環境に溶け込みながら、心地よく暮らす人々。モノを使うときはリサイクルが習慣となっているため、ほとんどゴミが出ず、移動するときも車は使わず自転車か歩き。

何もするにも時間と手間がかかり日本とは対極的な環境にすっかりカルチャーショックを受けてしまったのです。

 自然と一体になっている、調和しているという感覚に包まれた生活は今までに経験したことのないものでした。私に五感を通して、人間も一つの生きものであるというあたりまえの事実に気づかせ、地球という惑星に住む人として、自然と調和した生活を送りたい――。このパラダイムシフトが、私を現在の仕事へと導く原点になったのです。

私の提唱するオーガニックは「農薬や化学肥料を抑えて作られた食品」というカテゴリーだけではありません。「オーガニック」という単語自体が持つ意味・・「本来の、本質的な、根本的な、自然に即した」というものです。

今後の私たちの生活、社会、環境の全てにおいて、このコンセプトを中心におき、たくさんの人にオーガニックの大切さ、素晴らしさを伝えていきたいと思っています。




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