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知られざるカリブのリゾート、中米ベリーズへの招待


●ブルーホール

ここ数年でカリブ海沿岸のリゾート地にホテルがどんどん建設され、観光客も年々多くなっている。日本ではまだまだ知名度が低いが、ベリーズは海、川、山、マヤ遺跡といった見所が国中に点在する観光国なのだ。

アメリカやヨーロッパからは、毎年多くの観光客が訪れている。特にアメリカからは年間20万を超える人々がやって来る。ヒューストンやダラスから毎日直行便が就航しているし、飛行時間も3時間と手軽なのが大きな魅力なのだろう。 しかも、ベリーズは中米で唯一、英語が公用語の国であるし、米ドルがそのまま使用可能(1米ドル=2ベリーズ・ドルという固定為替制)なので、国内旅行のような感覚でベリーズに来ることができるのかもしれない。

ベリーズは、カリブ海を東に臨む。ベリーズ・バリアリーフと呼ばれる世界で2番目に長いバリアリーフや「ブルーホール」が観光の目玉だ。このブルーホールとは、1万年前に洞窟であったものが海底に沈んだもの。ダイビングで中を観察すれば、海底に鍾乳洞が見られ非常に神秘的である。

また、上空から見るブルーホールは巨大な青い瞳のよう。完璧な円形を留めながら悠々とカリブ海に浮かんでいる姿は圧巻である。ブルーホールは観光客に非常に人気が高く、ブルーホールダイビングツアーや、上空から小型機でブルーホールを見るツアーも充実している。

日本でも、今年4月にテレビ朝日がこのブルーホールについての特集を組んだ。めったにベリーズのことが報道されない日本のテレビなので、貴重な特集だったように思う。 ブルーホール以外でも、ダイビングやシュノーケリングはやはり人気だ。

ベリーズ一番の観光地サン・ペドロには、リゾートホテルが立ち並んでいるが、どのホテルもマリンスポーツなどのツアーに力を入れている。 ベリーズのバリアリーフでは、40種類もの熱帯魚、70種類ものサンゴが見られる。透明度も高いのでシュノーケリングだけでも十分に楽しめる。

ベリーズで見られる魚は、スナッパー、バタフライフィッシュ、バラクーダという世界中で一般的に見られるもののほか、マナティやブルーシャークといったダイバーの目を惹くものまで多岐に及ぶ。 また、フィッシングもさかんであり、パーミット、ボーンフィッシュ、そしてバラクーダといった魚たちを目掛けて世界中から釣り人がやってくる。

釣り方もフライフィッシャー、スピンフィッシャー、トローリングと様々で、好みに合わせた楽しみ方が可能である。 この他、カヌーやカヤック、セイリング、サーフィンなども人気があり、楽しみ方は尽きない。

日本人は年間500人ほどしか訪れていないという日本では知られざる国。しかし、欧米旅行に飽き足りなくなった方々には是非、足を踏み入れてみてほしい。新しい発見があるはずだ。


●ベリーズ イメージ画像スライドショー


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