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明日から使える“仕事術”スペシャル:NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』より

  • MediaSabor

よく見る番組の一つにNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』がある。

─明日から使える“仕事術”スペシャル─ という5月1日放送分で、成功を収めている経営者や専門家が登場し、様々な仕事術を公開していたので、そのエッセンスをお伝えする。

【株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役 南場 智子】
携帯電話のゲーム・SNSポータルサービス「モバゲータウン」などを展開。

「人をその気にさせるコミュニケーション術」

■上司と部下の壁を取り払う。社員一人一人と向き合う言葉─それがコミュニケーションの基本。社員  一人一人に合わせた会話をすることで、「あなたのことを気にかけている」というメッセージを伝える。  ─その具体的方法とは?
○日々、違う社員とランチを食べる
○自分のことではなく、部下のことを話題に選ぶ
○部下に命じたことを期日とともに記録しておく
○折に触れて部下の近況を周囲に聞き、業務の進行状況、仕事上の悩み、ちょっとしたプライベートの  ことまで、部下の情報を更新する
○派遣社員、パートであろうが、正社員と同様に向き合う

従業員200名以上、出入りの激しいIT業界の経営者でありながら、人材の大切さを熟知したコミュニケーション術であると感じた。


【建築家 隈 研吾】
世界各地から設計依頼が舞い込む建築家。多いときには40ものプロジェクトを抱えながら、クォリティ の高い建築を創造し続ける。

「仕事の効率アップ 時間活用術」

■効率的な打ち合わせを心がける
○会議や打ち合わせの事前に、部下に刺激を与える(気づきのための示唆)
○写真やデータなどの資料を用意させる(具体的な資料があると会議がカラ回りしない)
○全ての議題を三つに分類する
1.今、決める
2.部下に任せる
3.今度、考える
 上記の3項目に分類することによって、打ち合わせの最中に迷ったり、悩んだりする時間が省ける。

日本の企業は、とかく会議が多く時間も長い傾向がある。そして、そのような会社は概して、経営状態がよくない。上記のようなポイントをきっちりと実践するだけでも、会議の効果が変わっていくのではないか。


【株式会社サキコーポレーション 代表取締役 秋山 咲恵】
「目で見る⇒考える⇒判断する」という人間の「目」の替わりにものを見て認識する画像認識技術を搭載した、プリント基板の不良を見つける品質検査ロボット(自動外観検査装置)の設計開発から製造販売までを手掛けている。

「仕事の質を高めるオフィス」

■秋山社長は、「仕事の質を高めるためのオフィスのあり方」を常に模索してきた。現在のオフィスは、東京・品川駅前の高層ビル31階にあるが、自ら設計に深くかかわった。
○視界をさえぎらない(1m10cmを超えるような間仕切りやキャビネットを置かない)。:
  どこに座っていても、社内全体の様子を肌で感じられるようにする。
○オフィスの中に「靴を脱いであがる打ち合わせスペース」をつくる。
○曖昧な空間をつくる(窓際にフリースペースを設けるなど)。:会議室を使うまでもない、
  ちょっとしたミーティングに使用。気分を変えて仕事ができる。

オフィス環境から受ける刺激によって、よりよいアウトプットを引き出したり、能率アップを図ろうとする考え方は、今後ますます、経営の重要な要素の一つになっていくだろう。  


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