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ケイト・モス&パリス・ヒルトン物語━スキャンダルに負けないセレブ広告塔

ケイト・モス(Kate Moss)、と言えば90年代スーパーモデルとして一斉を風靡した。その後もファッショニスタとして、雑誌やテレビの注目を浴び、また2000年を過ぎてからは、ファッションブランドのデザインディレクターを務めるなど、イギリスを代表する「ファッションアイコン」として活躍している。

すでに30代を迎えたケイト。2005年9月、英国デイリー・ミラー紙にすっぱ抜かれたコカイン使用の現場写真。さらに元恋人のミュージシャン、ピート・ドハーティーがドラッグ使用で逮捕されたのを受け、彼女の逮捕目前かと噂され、イメージダウンは否めなかった。

広告の契約打ち切りなどが続くも、結果的にほぼ1年後には、業界人たちからの強い支持を得て、復活。 2007年には「Yves Saint Laurent(イヴ・サン=ローラン)」「Roberto Cavalli(ロベルト・カバリ)」をはじめ、トップデザイナーの広告塔として大復活し、またイギリスの人気ブティック「TOPSHOP」のデザイナーとして、活動の幅を広げている。http://www.usmagazine.com/kate_moss_seeks_legal_action_against_uk_paper

ちなみに、上記ウェブサイトによると、未だにケイトをネガティブに捉えたがるイギリスのメディアに対して、ケイトは徹底的に抗戦する構え。

一方で、ケイトは英国皇室のプリンセス・ビアトリスと一緒にお買い物を断行するなど、彼女を支持するセレブの友人たちは好意的。そんな大物たちを味方につけたケイト・モスは、世界中から注目を浴びている。

特にスキャンダル後は、積極的に慈善活動に参加。90年代から乳がん撲滅キャンペーンに参加していたが、それ以外に、2006年には 「Sam and Ruby Rose Charity」というタイの子供たちのシェルターへの寄付活動を行なう団体のイベントに参加したり、エルトン・ジョンのエイズ(AIDS)キャンペーンなどに協力をしている。

ケイトの強さは、なによりも同業の仲間たちからの強い支持。メディアの上に立つデザイナーや他のセレブたちに、反ケイト派のメディアもその力を弱められていったのである。モデル、そしてファッショニスタとして、すでに確立したスタイルを持っているケイト・モス。他に類を見ないユニークな雰囲気を醸し出すケイト・モスは永遠のようだ。

そして、このケイトのスキャンダルに負けない復活劇を遂げたのは、大富豪の令嬢にして、ティーン・アイコンであり、女優で、歌手というパリス・ヒルトンである。

昨年DUI(飲酒運転)で捕まり免許停止になったパリスは、さらに免停処分中にスピードの出し過ぎとヘッドライト無点灯で警察に取り締まられ、45日の禁固刑の実刑を受けたのは、つい昨年。 出所後すぐに、CNNの人気トーク番組「ラリー・キング・ライブ」に出演。(下記part 1と2)
http://www.youtube.com/watch?v=AQDY8_02ISU(YouTube映像 07:37)
http://www.youtube.com/watch?v=Thchkv8Cvtw(YouTube映像 08:16)
http://www.cnn.com/2007/SHOWBIZ/TV/06/27/king.hilton.transcript/index.html

いつもよりも控えめな感じだが、刑務所での生活をきちんとした対応で自身の経験を語った様子は、結果として非常に好印象を与えた。こうして出所後の彼女は瞬く間に大復活を遂げて行く。

現在は、ドイツの飲料会社、RICHから自身がプロデュースする「PROSECCO」(http://www.richprosecco.com)という缶入りシャンパンの発売。それを機に、ゴールドのヌード姿を披露。キャンペーンのために、海外を飛び回りはじめた。 もちろん、日本にも「サマンサ・タバサ」のバッグ・ブランドとのコラボキャンペーンの一環で登場。そして今年2月には主演コメディ映画「 The Hottie & the Nottie 」(http://www.youtube.com/watch?v=OAU8ArXlWQw) も公開を迎える。

そもそもアイコンとしての影響力の強さから、実刑という重い刑を受けたパリス。一部の世論は、実刑を重過ぎと感じていたこともあり、そういったポジティブな支持を背景に、その後パリスは、一回り大きくなった自分をアピールしていくのだった。

そして今、真のアイコンとして、セルフプロデュースを強化。ついにはあの名門大学ハーバード大学が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008」(http://www.harvardlampoon.com/)
 に選出されてしまった。パリスの活躍は、これからも続きそうである。

関連サイト http://www.tv-asahi.co.jp/ss/259/special/top.html

 


【関連情報】

○スーパーモデル リンク集
http://www.fashion-links.net/super.html


○Kate Moss catwalk video(YouTube映像 01:21)
http://jp.youtube.com/watch?v=4lzU_knWLL0


○いちごピクニックe.p「ケイト・モス 美しく呪われし者」 2007/11/05
 ケイト・モスがデビューしてからのドラッグ漬けの日々や、浮名を流した
 ボーイフレンドたちについてスキャンダラスに語られている一冊です。
http://kayo.bambina.jp/2007/11/post_91.php


○シブヤ経済新聞 2007/05/21
 「英トップショップとケイト・モスさんの協業ライン、日本でも発売へ」
http://www.shibukei.com/headline/4322/


○livedoorニュース 2008/02/06
 パリス・ヒルトンがレズビアンに?「Lの世界」にゲスト出演
http://news.livedoor.com/article/detail/3498443/


○シネマトゥデイ 2007/12/27
 「パリス・ヒルトン、遺産が激減!大金持ちじゃなくなる?」
http://cinematoday.jp/page/N0012402


○Letters from Music 「Stupid Girls / Pinkの歌詞」2006/04/23
 この曲はパリス・ヒルトン、ブリトニー・スピアーズ、リンジー・ローハン
 などのセレブを皮肉った歌詞ってのは話題になってましたが、実際どんな歌詞
 なんだろう?と思って訳して載せてみました。かなり面白い歌詞ですが、
 きちんというべきことは言ってる感じですよね。
http://lettersfrommusic.seesaa.net/article/16925048.html


○鮨とお酒とハーブの日記 「缶入りシャンパン!?」2007/12/04
 ここのワイナリー凄いんですよ!あの”フランシス・コッポラ”監督が
 オーナーのワイナリーで作ったスパークリングワイン
http://daiyazusico.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_bd8b.html

 

 


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