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この夏を元気に乗りきるアイスハーブティーベスト10

  • グリーンフラスコ株式会社 代表・薬剤師 
  • 林 真一郎

暑いとついつい清涼飲料水に手が伸びる。だが、冷たい飲み物の摂り過ぎは体を冷やして免疫系に悪影響を与え、清涼飲料水に入っている大量の糖分は炎症や痛みを長引かせるため、健康を損なうおそれがある。

わが国には夏の風物詩として麦茶がある。糖分なしで楽しめるし、麦の効用により夏の疲れを回復させるメリットもある。麦茶はわが国を代表するアイスハーブティーと言って良いだろう。

ハーブには抗酸化作用(老化防止効果)があるため、紫外線によるシミ・ソバカスなどの色素沈着の予防にもなる。アイスハーブティーの作り方はとても簡単で、普通のハーブティー、つまり約3グラムのハーブを熱湯200mlで3分間抽出したものをそのまま冷蔵庫に入れて冷やしておけばできあがりだ。それでは、わが国で入手可能、かつ初心者でもおいしくいただける私が選んだアイスハーブティーベスト10をご紹介しよう。

 

1) アイスカモミールティー

水色(すいしょく=ハーブティーの色)は、うすい黄色でほのかに甘い風味。冷え性や
生理痛など、婦人科のトラブルに悩む女性にいち押しのハーブティー。乳製品と相性が
良いので、ミルクを加えたりレアチーズとのケーキセットがおすすめ。


2) アイスペパーミントティー

夏のアイスハーブティーの代名詞的存在。さわやかなメントールの香りが心身ともに
クールダウンをもたらします。ティータイムにはチョコレートケーキとの
セットメニューがおすすめ。スポーツやアウトドアには保冷ジャーに入れて
携帯しましょう。


3) アイスハイビスカスティー

さわやかな酸味とワインのような水色で女性に人気の高いハーブティー。
クエン酸を豊富に含むため疲労回復効果があり、夏バテや活力低下の回復には
最適です。酸味が苦手な方には、ペパーミントとブレンドすると飲みやすくなります。


4) アイスローズヒップティー

夏の暑さはそれだけで体内のビタミンCを消耗させます。ローズヒップには
レモンの20から40倍の天然のビタミンCが含まれるため、ビタミンCの補給には
最適です。直射日光にあたる前には服用して、シミや色素沈着を予防しましょう。


5) アイスマテティー

南米産のマテはハーブティーには珍しくカフェインを含むため活力を増強し、
暑さに負けない強壮効果と疲労回復効果が得られます。グリーンタイプと
ローストタイプの2種があり、それぞれ煎茶とほうじ茶に相当します。鉄分が
豊富なため貧血の予防にも役立ちます。


6) アイスエルダーフラワーティー

西洋ニワトコの花のハーブティーで、プラムに似た風味が楽しめます。
クーラーによる冷えすぎや風邪の予防、あせも、しっしんなど、アレルギーの
緩和に役立ちます。ペパーミントやローズヒップとブレンドするとさらに
おいしく楽しめます。


7) アイスレモングラスティー

タイ料理のトムヤムクンに欠かせないハーブで、その名の通り、オリエンタルな
シトラスフレーバーが楽しめます。心身をリラックスさせながらも五感を高める
ため、運転時の水分補給には最適です。ペパーミントとブレンドすると
レモンミントの風味が楽しめます。


8) アイスベルベーヌティー

ベルベーヌはレモンバーベナという別名が示す通り、一度飲んだら忘れられない
独特のシトラスフレーバーで、フランスのカフェでの人気メニューのひとつです。
レモングラスと比べるとリラックス効果が高いため、ストレス解消やお休み前の
ナイトキャップに最適です。


9) アイスマルベリーティー

桑の葉のハーブティーで、DNJ(デオキシノジリマイシン)と呼ばれる成分が
腸管からの余分な糖分の吸収を抑え、ダイエット(減量)効果をもたらします。
スイーツやお食事を食べる15から30分前に服用するのがポイントです。鉄分が
多いので貧血の予防にも役立ちます。


10) アイスヒースティー

ヒース(エリカ)は美白成分アルブチンを含むことで知られています。この
アルブチンはビタミンCと相乗効果を発揮するため、ヒースとローズヒップとの
ブレンドはシミ、シワの防止に効果的です。海水浴やプールに持参し、こまめに
服用するようにしましょう。

 

 


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