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iPhoneでセール品をゲット!「ブラックフライデー」対策アプリが登場

米国にとって、サンクスギビングは日本のお正月のようなもの。1月2日の初売りに、多くの日本人が列をなすように、サンクスギビング(11月の第四木曜日)の翌日の金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、あらゆる小売店が大セールをはじめる。この日がゴーサインとなって、クリスマスに向けて一気にホリデー向けの販売商戦がはじまるといってもいい。(ちなみにもともとのブラックフライデーは、休日明けの交通渋滞を指す言葉だったが、いつしか大セールを表す日と呼ばれるようになった)

しかし、何を手に出来るか分からずやみくもに長蛇の列をなして買い物はできないという人のために、今年はブラックフライデー対策を講じるためのアプリがiPhoneから続々登場している。

例えば電化製品店「Best Buy - Weekly Deals」。iPhoneアプリを利用すれば、今週のおすすめ商品に関する詳しい情報だけでなく、もよりの店舗の在庫状況まで調べることが可能。さらにBestBuy.com経由で携帯を利用して商品購入もできるようになっている。



また、ホリデー中、実家ではなかなかパソコンに触れない、というネットオークション好きの人には、eBay Mobileがおすすめ。最新のiPhoneアプリを使えば、100%パソコン経由と同じ作業が可能というもの。商品の購入まで携帯電話ですべて可能だ。



そしてクリスマスの子供へのプレゼントはなかなか費用がかかるもの。Toys “R” Usのアプリには、様々なディールが掲載されており、例えばフリーシッピングや無料プレゼントなど、お得感たっぷりのアプリである。



ちなみに、これらのアプリを紹介した記事を書いているCNETは、IT分野に特化して、商品の批評や紹介をするオンラインメディア。(CNET JAPANもかなり認知されているのでご存知の方も多いはず。)
http://reviews.cnet.com/8301-19512_7-10402822-233.html

全米小売協会(National Retail Federation)の調べによると、全米で1億3400万人のショッパーたちが、今年のブラックフライデーで買い物をすると言われている。そのうち約5700万人は、実際に早朝や前日から店に足を運ぶと言われているが、なんと全体の27%の客は、このセール品をネット経由で購入することになるという。携帯経由でも簡単に買い物ができる世の中になった今、まさにiPhoneアプリを活用して、簡単にお買い得品を手に入れようという人が増えてもおかしくない。

ちなみに今年はなんと金融関係者まで、このブラックフライデーでスペシャルディールを行なうという。ローン会社のING DIRECTは、11月27日(金)だけ、ローンの経費(Mortgage Closing Costs)に関して割引を行なうというのだ。
http://www.ingdirect.com/BlackFriday/

米国の景気を左右するホリデー商戦。まさに11月27日(金)の動向で、向こう1、2ヶ月の米国経済の様子が分かると言っても過言ではない。多くの米国人は小売店の「スペシャル」に期待をしている。今年1年の売上を一気に巻き返すためにも、小売店は大小関係なくブラックフライデーに賭けている。

 

 


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