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初著書「オーガニック入門」発刊

新緑の気持ちいい季節ですね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私は3月末に初著書「オーガニック入門(ソニーマガジンズ)」が発売されてから、様々な媒体から取材の依頼をいただいていて、インタビュー、撮影の毎日です。

オーガニックおよびオーガニック・コンシェルジュに興味を持ってくださる人が増えてきた=オーガニックの世界が広がっていくようでうれしく思っています。

3月はFoodex(国際食品・飲料展。アジア・環太平洋地域で最大、世界でも3番目の規模を誇る食品・飲料の専門展示会)が開催されました。私も毎年、世界中の食品に出会えるこの展示会を楽しみにしていて、あちこち試食してまわったり、基調講演を聴いたりするのですが、今年はお仕事の依頼を受けて2日間このFoodexに通いました。

日清製粉さんがオーガニックパスタと有機野菜を使ったスープ、パスタソースなどの新商品を発売したこともあり、会場のブースで「オーガニック講座」というタイトルでプレゼンをさせて頂きました。

今までは日清製粉さんのような大企業でオーガニック商品を作るとなると、材料の供給が追いつかなかったり、栽培する畑自体を確保するのが難しかったりと課題が山積みでなかなか実現しませんでした。

ところが今回は見事に美味しく、価格、量ともバランスの良い商品が生まれました。


ここで普段私が、オーガニックのセミナー、プレゼンや講演にてお話しする内容を少しご紹介したいと思います。

毎回、依頼されるテーマによって、使う資料や言葉の表現などは変えますが、なるべく難しくならないように写真やデータなどを用い、わかりやすくまた聴いている人が飽きないように工夫します。

今回は4月13から15日に晴海トリトンで行われた「オーガニック・フェスタ*1」のステージで行ったトークショーを交えての「オーガニック講座」をご紹介します。

*1 オーガニック・フェスタとはEUOFA(NPO 法人ヨーロッパ・オーガニック協会)が中心となり、オーガニックな生活の提案・普及を目指す企業・団体・個人から構成されている。

「オーガニックなライフスタイル」を提案するこのオーガニック・フェスタはヨーロッパの街角や広場で開かれているマルシェ(市場)を再現し、本物のオーガニックとは何なのかを「見て」、「口にして」、「知って」そして「感じる」3 日間のイベント。

マルシェの他にもシンポジウムやステージ、パネル展示とオーガニックを存分に満喫できる。

例)オーガニック・フェスタでの講演(オーガニックに興味がある生活者が傍聴者)
*オーガニックとは?
オーガニックという言葉をまず紹介します。辞書で調べた際の意味や、日本でのオーガニックという言葉の使われ方、イメージなど。合わせて有機という言葉についても話します。

*有機JASマークって?
日本農林規格における有機JASの規格をクイズ形式で紹介します。

*世界のオーガニックって?
世界各国のオーガニック事情や、有機JASマークのような各国の認証マークの紹介など。

*海外にある日本のオーガニック商品
人気のある日本オリジナルのオーガニック商品、なぜ人気か?どんな工夫がされているか?など。

*市場の大きさは?
耕地面積やオーガニック市場の規模などについて統計を交えて紹介。

その他、どんな人たちがオーガニックを支持しているか、なぜオーガニックが注目され始めたかなど、先進国のトレンドや消費者の動向などを分析してお話しすることもあります。

聴く人の層によって理解度に差が出てしまうので、事前にどんな目的の方が参加されるのかしっかりヒアリングして資料を作成します。LOHASが日本で話題になっていたときは「オーガニックとLOHAS」なども行っていました。

食や環境関係のイベントや関係者からではなく、全く違う分野(ゲノム関係の研究グループや土木建築関連企業など)からご依頼いただくこともあります。最近は「オーガニック空間」についてもお話しする機会を頂くことがあるので、今後は「住」の分野でのお仕事も増えそうです。今後のオーガニックの展開、詳しくは「オーガニック入門」に掲載されていますので、是非手にとって見てください!

 


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