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クーポンの賢い利用で生活に潤いを。年収が高い層ほど節約術に留意する米国

日本でも言わずとしれた米国カリスマ主婦の代表といえば、マーサ・スチュアート。そして彼女に追いつけ追い越せで人気を博しているのが、40歳を迎えてノリに乗っているRachael Ray(レイチェル・レイ)である。

もともと料理家として、Food Networkで料理番組をはじめたニューヨーカーのレイチェルは、キャッチーなフレーズ(例えば、Extra Virgin Olive Oli/エクストラバージンオリーブオイルを「EVOO(エーヴィオーオー)」と呼んだり、ゴミ用に用意するボール(garbage bowl)を「G.B.」と呼ぶなど)と簡単でおいしいレシピから、自身の番組「30 Minutes Meal」(30分で作れる料理)が、一躍大人気番組に。その後、同ネットワークで様々な料理関連の番組を持つようになったレイチェルは、あのオプラ・ウィンフリー(オプラ・ウィンフリー)に見初められ、3年ほど前から3大ネットワークの一つ、CBSで生活トーク番組「Rachael Ray Show(レイチェル・レイ・ショー」をはじめた。

現在4シーズン目を迎えたレイチェルの番組では、料理ネタ、芸能人ゲストとのトークなど一般的な米国トークショーといった内容だが、中でもマニーセイビング(節約)に関する情報「Bang For YourBuck」は人気コーナの一つ。そして9月24日の放送で、興味深い「クーポン(割引券)」にまつわる節約術が紹介された。

ゲストとして登場したのは起業家でセレブになったビル・ランシック氏。元々「You Are Fired!」で知られたトナルド・トランプのリアリティーショー「アプレンティス」の最初のシーズンの優勝者であり、財務のプロ。そんなランシック氏が、今回視聴者代表のあるアリソンさんの家庭の財務状況を分析。こんなアドバイスを行った。

http://www.rachaelrayshow.com/show/segments/view/ive-never-used-coupon/


ランシック氏によると、アリソンさん家族は1年で、$18,000(約180万円)を食料品と外食に使っていた。しかし、もしクーポンを利用していれば、年間で$4,500ドル(約45万円)を節約することができたという。また自身と家族の衣料品購入についても、$10,500(約105万円)費やしているが、これについても$2,500(約25万)円をクーポン利用で節約できたはずだという。年間65万円を捻出できれば、これは十分新しい車を買う資金になったり、旅行にでかける費用になるのではないか、というのだ。

ランシック氏は続けて非常に面白い統計を持ち出す。「クーポンを一番使っている人は誰か」。答えは「すでにお金を持っている人」である。調べによると、クーポンを利用して買い物をしている人の平均年収は$75,000(約750万円)以上。それに対してクーポンを利用しない人たちの平均収入は$25,000(約250万円)未満というのだ。金持ちは、さらにお金を貯める術を心得ているのだ。

http://www.rachaelrayshow.com/show/segments/view/super-saver-deb/


次に登場した節約主婦の鏡、デブ・ウィリアムスさんは毎週1、2時間をクーポンの切り抜きとインターネットでの検索に時間を費やすという。経済的にあまり不自由はしていないというウィリアムスさんだが、節約するための方法を探ることは、まるでゲームのようだという。中でもウィリアムスさんが紹介した非常に面白い情報は、AAA(トリプルA)という米国自動車連盟の「iPhoneアプリ」である。もともと米国自動車連盟に加入していると様々な場所で割引を得ることができるが、このアプリを利用すると、iPhoneのGPSを利用して、現在いる場所の周辺で得られる様々な割引情報を一挙に検索できるのである。



 

【編集部ピックアップ関連情報】

○NY発 アスパイアのコーズマーケティング通信 2008/07/28
 「セレブシェフ、レイチェル・レイの犬フェチ&コーズ」
 Rachael Rayプロデュースの料理本発行はもちろんのこと、料理雑誌の“
 Every Day WIth Rachael Ray”、Rachael Rayブランドの調理器具、
 パスタソースやオリーブオイル...などなどの様々なグッズ・食品販売まで
 手がけ、いまやその凄腕ビジネスレディーぶりは、マーサ・スチュワートを
 超える勢いで、「レイチェル・エンパイア」を不動のものにしたといえるだろう。
http://aspireintelligence.blog119.fc2.com/blog-entry-114.html

 

 


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