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世界最小の持ち運べるエスプレッソマシンをステルトン社が発表

8月。長かった休暇から職場復帰し、子供たちの新学期がスタートした。畑では大麦小麦、ライ麦の収穫が始まったデンマークは早くも秋の気配が感じられる。日中はまだ時折ジリジリと太陽が照りつけても、夕方はめっきり涼しくなって、テラスに座って巣へ帰り行く鳥たちや、静かに揺れるりんごの木を眺めるときなど、カーディガンや薄手のブランケットの一枚も羽織りたくなる。だんだんおいしいコーヒーの香りが恋しくなってくる頃だ。

そんな折、ステルトン社がタイミングよく、最新のエスプレッソマシンを発表した。その名も”Simply Espresso”。なんと、世界最小の、持ち運べるエスプレッソマシンである! フランスのテクノロジー企業の協力を得て作られた、これまでにない、この全く新しいエスプレッソマシンは、通常の家庭用電源だけでなく、電池でも稼働させることができ、しかも一般の高価で大型のエスプレッソマシンと同様の、16バールという圧力を実現。これなら、キッチンで場所を取らないだけでなく、ピクニックやセーリング、ドライブなどどこにでも持ち歩けて、おまけに手頃な値段で本格的エスプレッソが楽しめるというわけだ。



エスプレッソは飲めないけれど、カフェラテやカプチーノは大好き、という向きには、同じ”Simply”シリーズのミルク・フローサーも揃えるといい。容器は電子レンジ対応素材で作られており、これにミルクを入れてフローサーをセットすると、ものの1分もしないうちに、専門店顔負けのきめ細かなミルクの泡ができあがる。ローファットミルクを使ってもクリーミーな仕上がり。私は、豆乳ラテや豆乳カプチーノが大好きなのだけれど、もちろん豆乳でも、本格的な味わいだ。

そして、この”Simply”シリーズには、サーモスも同時に誕生。キャップ部分はマグネット式で、もちろんカップとして使用可能。注ぎ口はどこからでも注げるように工夫されている。容量は、ちょっと足りないと感じる0.5リットルより少し大きく、ちょっと大きすぎると感じる1リットルより少し小さい、0.7リットル。これなら、飲み応えもあって実用的だし、持ち運びにも便利だ。

価格は、”Simply Espresso”が1,299DKK、”Simplyミルク・フローサー”が169DKK、そして”Simplyサーモス”が399DKK。例えば、いつも、男性へのギフトに頭を悩ませているという人も、こんなにスタイリッシュでコンパクトなデザインを選べば、大抵のコーヒー好きには喜んでもらえるのではないだろうか。まだまだ先だけれど、クリスマス・ギフトにもピッタリだ。「これ持って、一緒にドライブに行かない?」なんて、ね。

外で、スタバやbaresso(デンマーク版スタバ)に寄らずに、自分たちで最高においしいエスプレッソが味わえるなんて、なんてすごい発明なんだろう! この秋は、これと小さなカフェグラスを持って、きのこ狩りとか、浜辺の散歩とかに行ってみたい。

ステルトン社ホームページ
http://www.stelton.com/

 

【編集部ピックアップ関連情報】

○メディアサボール 2009-05-29
 「持ち帰りコーヒーの代わりにエスプレッソ・マシンを買い始めた豪州人」
http://mediasabor.jp/2009/05/post_646.html

 


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